地震への備えは重要!防災グッズで絶対に必要なものとは?|災害対策
トカラ列島を始め、毎日のように全国各地で地震が続いていますよね。2021年12月9日、鹿児島県のトカラ列島近海が震源となる地震により、悪石島では震度5強を観測。11日には島民75人のうち、30人の避難が始まりました。
震源に近い地域では、また大規模な地震が起きるのでは?と不安に感じている人も多いでしょう。
3.11のような震災が、いつ起こるか分からないのが日本です。
災害自体は止められませんが、万が一に備えることはできるはず。
そこで地震を始めとする災害の備えについて紹介していきます。防災グッズも紹介しますので、ぜひ併せてチェックしてみてください。
大きな地震を想定して備えておくものには何がある?
幸せで穏やかな暮らしが続くなら、それに越したことはありません。しかし日本に住むなら、大きな地震がいつ来るか分からないのは事実。
たとえば1995年年の阪神・淡路大震災や、2011年の東日本大震災では、各地に大きな被害がありましたよね。
大地震への備えは大切です。そんな大きな地震を想定して用意しておくものには何があるのか見ていきましょう。
さまざまな体験談や実際の経験から、防災グッズを以下の3つに分けて紹介します。
- 絶対に必要なもの
- 実際に役立ったもの
- いらなかったもの
防災グッズの購入や整理に、ぜひ役立ててみてくださいね。
防災グッズで絶対に必要なもの
家に常備しておきたい、絶対に必要な防災グッズには以下のようなものがあります。
- 食料
- 生活水/飲料水
- 懐中電灯/LEDランタン
- ろうそく、マッチ
- 電池式ラジオ
- 救急用品(消毒液・絆創膏・包帯・傷薬など)
大規模災害では、1週間分の備蓄が理想的とされています。水や食料は、3日分程あるとしのげるでしょう。
乳児がいるなら紙おむつや粉ミルク、ペットと暮らしているならペットフードも必要です。
その他に、自分にとって絶対に必要なものがないかも考えてみましょう。
非常用持ち出しバッグを作ってみよう
絶対に必要なアイテムを含めた、非常用持ち出しバッグを作ってみましょう。基本的に非常用持ち出しバッグは人数分が必要です。絶対に必要なもの以外に、以下のようなアイテムもあると良いでしょう。
- ヘルメット
- 軍手
- マスク
- 携帯電話の充電器
- 衣類
- アルミシート
- タオル
貴重品は、常に非常用持ち出しバッグに入れて準備するわけにもいきませんよね。そこで持ち出しやすい場所にまとめておきましょう。1つずつアイテムを揃えるのが大変だと感じるなら、セットになった商品を用意しておくのもおすすめです。
防災グッズで実際に役立ったもの
3.11で実際に役立ったという声が多いアイテムには以下のようなものがあります。
- DC充電器/手回し式充電器
- ウェットティッシュ
- 使い捨てカイロ
- 携帯トイレ
- 予備電池
- 反射板式ストーブ
DC充電器とは車のシガライタから充電できるものです。時間は掛かりますが手回しの充電器もあります。冬場は使い捨てカイロもあると便利ですね。状況を知るためのラジオや懐中電灯の予備電池も必要でしょう。お湯を沸かせるため反射板式ストーブがあると重宝します。
避難時に忘れがちな重要アイテム
避難時に忘れがちな重要アイテムが、以下の2つです。
- 眼鏡
- 薬
予備の眼鏡があるなら、災害時に持ち出せるようにしましょう。血圧や心臓、喘息など毎日飲んでいる薬も大切です。持ち出しバッグの用意をしていなくても、上記2つは必須アイテム。
ただし家屋倒壊や津波のおそれがあるのなら、取りに戻るのはNGです。
3.11では、多くの人が避難所での生活を余儀なくされました。そんな中で、眼鏡と薬を持ち出せなかった人が大勢います。想像以上に不便であるため、眼鏡と薬は避難時に持ち出せるようにしましょう。
防災グッズでいらなかったもの
実際に被災してみると、不要な防災グッズもあります。
- 毛布
- テント
- ロープ
毛布は厚みがあり、非常用持ち出しバッグに入れて持ち運ぶのは大変です。用意するなら、薄くて保温性が高いアルミシートが良いでしょう。テントを持ち運ぶかたもいますが、避難所も室内であるため、特に必要ありません。
ただし寝袋は防寒対策にもなるため便利です。ロープを使う機会は滅多にないため、なくても問題ないと考えられます。
現役消防士が厳選した防災セットもおすすめ
「防災グッズを1つずつ揃えるのが大変」と感じるかたも多いでしょう。そんなときは防災士厳選の防災グッズ39点セット【ディフェンドフューチャー】もおすすめです。
- 日用品雑貨・文房具・手芸部門
- 防災関連グッズ部門
- 防災セット・非常用持ち出し袋部門
Defend Futureは、上記・楽天市場の部門で第1位を獲得した防災グッズ。一般家庭だけでなく企業や自治体も利用している防災セットです。3日間生き抜くことを目的として防災士が作ったセットで、1人用36種類39点が入っています。
大きなメリットとして考えられるのが以下の4つです。
- 内部がオレンジで明るく、必要なものが探しやすい
- 撥水加工である
- ポケットが多い
- チェストベルトがあり疲れにくい
容量は22リットルと比較的小さめです。だからこそ女性にとっては使いやすいと考えられるでしょう。
USB充電や手回し充電にも対応したダイナモラジオライト・5年保存水・アルファ米・レトルトカレー・ようかん・エアーマット・アルミブランケットなどがセットになっています。3日分(1人)で13,800円となっていて、1つずつ揃えるよりもリーズナブルです。
「防災セットを揃えたいが良く分からない」と感じるのなら、いざという時に備えて用意しておきましょう。
アイテム以外の地震への備え
地震に対する備えとは、食料や水などだけではありません。
- 避難場所をチェックする
- 家族での連絡方法や集合場所を決める
- 家具の配置を考える
どちらも大切ですので、1つずつ内容を見ていきましょう。
避難場所をチェックしておく
居住地近所に、避難場所として指定されているスポットがあるはずです。まずは、その避難場所がどこなのかを確認しておきましょう。
- 学校
- 公民館
- 公園
上記のような場所が多いはずです。自治体ホームページなどを確認してみましょう。
ただし避難場所が「絶対に安全」だとは限りません。災害時は臨機応変に対応する必要があります。
家族での連絡方法や集合場所を決めておく
災害への備えとして、家族での連絡方法や集合場所を確認しておきましょう。地震が起こるのは、家族全員が自宅にいる時とは限りません。それぞれが学校や職場に行っている時間に、災害が発生することもあります。
規模によっては電話やインターネットがつながらなくなる可能性もあるでしょう。連絡がつかないときはどうするのかを話し合っておくと安心です。
- とりあえず自宅に集合する
- 避難所で合流する
家の立地などにより、パターンが違うはずです。家族と一緒に、連絡方法や集合場所を相談して決めておきましょう。
家具の配置や転倒防止策を考える
地震への備えとして、家具の配置や転倒防止策を考えるのも大切です。
- 避難経路を確保する
- 下敷きにならないよう家具を配置する
- 家具の転倒防止策を取る
家具が通路を阻まないよう避難経路を確保しておきましょう。寝ている時に下敷きになるリスクも考えられます。ベッド周辺の家具は配置に気をつけなくてはなりません。
家具は転倒を防ぐため、固定するのがおすすめです。ガラスや食器が落下して飛散しても、停電中の片づけは危険です。けがを防ぐために、明るくなってから片づけるようにしましょう。
地震による停電や断水への備え
地震の発生に伴い、停電や断水が起こる可能性があります。それぞれについても備えをしておくと安心です。
また、停電や断水への知識も大切。
大きな地震があったら、停電や断水の可能性があると考えて行動しましょう。
地震による停電への備え
停電への備えとしては、以下のアイテムがあると便利です。
- 懐中電灯/LEDランタン
- ろうそく
- モバイルバッテリー
- 電池式ラジオ
- 予備の乾電池
電気復旧時の火災を防ぐために、地震による停電が発生したらブレーカーを落とします。そのためブレーカーの場所は把握しておきましょう。ガス器具も元栓を締めてくださいね。
夜間の照明にはLEDランタンが便利です。
ろうそくも便利なのですが、余震が起きたら消さなくてはなりません。火災や火傷の危険がありますので、使用時は注意してください。
モバイルバッテリーを充電しておくと使えます。容量が大きめのものを非常用として導入すると停電時に便利です。
情報を得るのも大切ですので、電池式ラジオや予備電池も常備してくださいね。
地震による断水への備え
老朽化した水道管が破裂すると断水が起こる可能性があります。断水への備えとしては以下のアイテムがあると便利です。
- 水
- 除菌スプレー
- ウェットティッシュ
- 紙皿など使い捨ての食器
- ラップ
まず大きな地震があったら、浴槽などに水を溜めておきます。飲用には使えませんが、トイレの水を流せるからです。
ただしマンションには戸建てよりも排水管が損傷しやすいというリスクがあります。排水管が故障しているのに無理に排水しようとすると、階下に浸水リスクがあるため注意が必要です。リスクが高いと考えられるなら、飲用水を優先して溜めましょう。
流行している新型コロナウイルス感染症の影響を受け、除菌スプレーを用意している家庭は多いはず。手を洗えない時は、除菌スプレーやウェットティッシュがあると便利です。
食器を洗えないため、紙皿など使い捨ての食器も活用してください。
また普通の食器にラップをかけ、使い終わったら外して捨てるという方法もあります。
安心して暮らすために地震への備えをしておこう
地震や停電、断水などへの備えとして、防災グッズは用意しておいてくださいね。地震や津波などの災害が、絶対起きないという保証はありません。
強い恐怖を感じる人も多いでしょう。
しかし、ただ怖がるのではなく備えをしたり知識をつけたりするのがおすすめです。
「3.11直後は備えていたものの、日が過ぎてからは備えなくなった」という人も多いもの。日頃の備えをしておくと、気持ちにも余裕が生まれます。
防災グッズ・家具の倒壊防止など、地震などへの備えを忘れないようにしましょう。
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